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ROMAのお宿
HOTEL VENEZIA ★★★ Via Varese 18, 00185 ROMA Telefono(06)4457101 Telefax(06)4957687 一泊朝食付き(2人分)で Lit.190,000 だった。どうやらヴェネツィア好きなオーナーらしい。ヴェネツィアングラスのシャンデリアだ。朝食にハムもチーズもあって嬉しかった。部屋の調度も私好みだし、バスルームも可愛くてアメニティグッズが充実していた。ソーイングセットまで付いてて、もちろんバスタブもドライヤーもあった。うん、8点だね。 この日は、スペイン広場の辺りで安いアクセサリや洋服を買って7時頃ホテルに戻った。8時半頃になって、気を奮い立たせて夕食を摂りに出かける。この時点で私の現金はLit.10,000 を切っていた。とにかくカードの使える店に行こう、ということでガイドブックに載っていた店に行くことにする。現金が心細いのでタクシーを使わずに歩いたが、この店がまた見つからない。30分くらい迷ってなんとか見つけはしたが、…結論を言えば見つけなければ良かった。 最後に、またこの街を訪れることが出来るように、トレビの泉でコインを投げようと「タクシーを呼びますか?」という店の人の申し出を断り、ずんずん歩く。しかし、持っていたガイドブックの地図があまりにも適当でこれまたなかなか辿り着けない。それでも通りは観光客らしき人々で結構賑わっているし、要所要所に警察官がいるので怖くはない。 いよいよ困ってちょうど通りかかった警察の人に「トレビの泉はどこですか?」と尋ねると「英語で話した方がいいかい?」と言った後に思いっきりイタリア語で教えてくれた。「Sinistra…」と言ってから、苦笑しながら「英語で話すって言ったのになあ。」とっても親切なおじさん達だった。 ようやくトレビの泉でコインを投げて、ライトアップされた彫刻群を眺めていると、いきなり2人連れのイタリアーノに話し掛けられる。それまで、ミラノ→ヴェネツィア→フィレンツェと旅して来てたが、そんなこと一度もなかった。お互いに名乗りあったが、1人はなんだか難しい名前だったんで覚えていない。最初から興味深々という感じで話し掛けてきた方が、マッシモ君だった。マッシモはあまり英語が得意じゃないらしく、連れに「英語でどう言えばいいんだい?」と尋ねながら話してくる。 連れの方はそんなに気乗りしない様子で傍観していたが、私が「マッシモていえば、ジョカトーレ(サッカー選手)にマッシモ・オルランドがいるよねえ。」と言ったとたん「なに?!オルランディーニ?なんでオルランディーニを知ってるんだ。」と身を乗り出してきたのだ。私としては、フィオのオルランドのつもりだったんだが、どうやら彼はヴェローナの出身らしく「オルランディーニは最高だ!ヴェローナ頑張れ!!」と息巻いてるので、私も調子を合わせて「フォルツァ!ヴェローナ!」とやったら大いに受けた。因みにマッシモの方はラツィアーレらしくて「ノー・ローマ?」と言ったら「ノー・ローマ。」と首を振っていたなあ。 「イタリアのリーグの試合は日本でテレビで見ることが出来るんだ。」と言ったら感心してた。感心したと言えばヴェローナの彼が盛んに「私は禅に興味を持っている。鈴木大拙の本を読んだ。」と言っていた。恥ずかしながら私は全く知らなくて、帰国してからネット上で調べてやっと漢字が分かった程なのだ。イギリス人にシャーロック・ホームズを知らない人間がいるそうだが、どちらが罪深いかしら? さて、お別れという段になって、マッシモが頬を指しながら「お別れにキスしてよ。」とかぬかすんだ、これが! 失礼。 私が絶句してたら、その顔見て2人とも、あまつさえYさえ笑ってる。(多分「ハトが豆鉄砲食らった」とか「目を白黒させる」とかいう擬態語がしっくりくる表情してたせいだろうな。)Yに助けを求めたら、「じゃあ、あなたが私にキスしてよ。」ときた。日本人にはそういう文化はないんだあああっ、と心で叫びつつ…。 さて、この時点で既に夜中の12時半になっていた。ホテルに帰らねば、とテルミニ駅目指して歩き始めると、路にたむろしていた男の子達が2人で声を掛けてくる。構わずにどんどん歩き続けるのだが、彼らも構わずにどんどん話し掛けてくる。盛んに「一杯だけ飲みに行こうよ!」とか「ローマの夜はこれからだぜ!」とか言ってたが、10分ほど付いて来てから諦めて離れていった。 と、安心した途端にまた別の2人が声を掛けてきた。こっちも10分ほどガッツで話し掛けてきたが、どうやら仲間のところに行くついでだったらしくあっさり「チャオ!」ときた。ふう、やれやれ。「それにしても、これでなんかあったら’邦人女性タクシー代を惜しんで難に遭う’とか書かれちゃうんだろうね。」と話しながら更に歩く。でもライトアップされた彫刻が見れて良かった。 1時少し過ぎにホテルに着くと、なんと玄関が閉まっている。呼び鈴を押したら、おじちゃんが「この辺は危ないから1時には鍵を閉めるんだよ。」と言いながらドアを開けてくれた。何てことだ!
by go_green_go
| 2004-08-17 19:31
| 遠い日の記憶を
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